は、主に「新憲法草案」についての、私の考えていることをお伝えします。


by reodaisuki1

新憲法草案注解 前文(4)

 前文の第三は、次のようになっています。

 日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有し、自由かつ公正で活力ある社会の発展と国民福祉の充実を図り、教育の振興と文化の創造及び地方自治の発展を重視する。

 ここは、9条に自衛軍を明記したことと共に、愛国心を国民に強要するもので、こういうところをもとに、将来、徴兵制の復活という事態がこないとも限りません。ここで、新憲法草案の核心部分が露呈していることは、多くの人がすでに、指摘しています。
 「活力ある社会」という表現は、本来「経済的に活力ある社会」とあったところを、それでは、あんまり露骨だから、抑制した表現にしたと思われます。とにかく、日本商工会議所、日本経団連、経済同友会が、憲法についての提言をしてきたことは、事実で、これらの経済団体は、この新憲法草案を歓迎すると表明しています。「教育の振興」については、教育基本法の改「正」が、来年の国会でおこなわれようとしていますが、愛国心教育で、国民を団結させ、エリート教育をして、グロ-バリゼーションの時代を乗り越えようとはかっていると思われます。これも経済界のためなのです。
 「国民福祉」をいれているのは、「結局、弱肉強食では」ないか」と言われたときの、反論のためでしょう。しかし、今の政府は、「生活保護」に対する国庫からの支出をおさえようとしているのですから、これは、言葉だけのものです。地方自治の発展を重視するという割りには、現行憲法の95条を削除して、住民投票の権利を国民から奪おうとしています。
 ここで守るべきとされているのは、「富国」であり、富国強兵が、現代的な表現で書かれているのです。
 
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by reodaisuki1 | 2005-12-30 22:29