新憲法草案注解 前文(6)
2005年 12月 30日
前文の最後の段落は短い。以下の通りである。
日本国民は、自然との共生を信条に、自国のみならずかけがえない地球の環境を守るため、力を尽くす。
この内容そのものは、良いであろう。しかし、これを置くだけのことをしなければならないのか、疑問がある。これは、新憲法であるということを強調して、改憲の勢いをつけ、特に9条を変えやすくするための手段ではないかとの疑いがぬぐえない。
それにしても、この新憲法草案の前文はよく考えられていると思う。とても、賛成できないし、誠実さを感じられないが。感じるのは、膨張欲である。古い言葉で言えば、「富国強兵策」であり、軍事力を背景にした「新自由主義構想」である。象徴天皇制を根底におきながら、国民統合を図り、愛国心を鼓舞し、東アジアに経済圏を自衛軍を背景にし、アメリカ軍と手を取り合いながら、自国の発展を目指そうという、自民党と経済界の野望が見え隠れしている。それを、国民の名前をかたりながら、実現しようとしているのである。
日本国民は、自然との共生を信条に、自国のみならずかけがえない地球の環境を守るため、力を尽くす。
この内容そのものは、良いであろう。しかし、これを置くだけのことをしなければならないのか、疑問がある。これは、新憲法であるということを強調して、改憲の勢いをつけ、特に9条を変えやすくするための手段ではないかとの疑いがぬぐえない。
それにしても、この新憲法草案の前文はよく考えられていると思う。とても、賛成できないし、誠実さを感じられないが。感じるのは、膨張欲である。古い言葉で言えば、「富国強兵策」であり、軍事力を背景にした「新自由主義構想」である。象徴天皇制を根底におきながら、国民統合を図り、愛国心を鼓舞し、東アジアに経済圏を自衛軍を背景にし、アメリカ軍と手を取り合いながら、自国の発展を目指そうという、自民党と経済界の野望が見え隠れしている。それを、国民の名前をかたりながら、実現しようとしているのである。
by reodaisuki1
| 2005-12-30 23:44