は、主に「新憲法草案」についての、私の考えていることをお伝えします。


by reodaisuki1

新憲法草案注解 (天皇の権能)第四条

 現行憲法の第四条は以下のごとくである。

 第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
② 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。

 それを、自民党案では、こうしている。

 (天皇の権能) 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。

 案の第四条は、第三条が削除されていることを考慮にいれて読まなければならない。そして(天皇の権能)というタイトルがついている。現行憲法第三条は、天皇の国事行為は、内閣の監督下にあることが記されていた。国民主権だから当然と言えるであろう。それを後の六条の中の最後の項にもっていき、第四条に(天皇の権能)のタイトルをつけて、さも、天皇に権能があるように誤解するように、不注意な読者が早とちりするようにしくんでいる。大事なことは、「国政に関する権能を有しない。」ことである。天皇が「国政に関する権能を有しないことこそが、「象徴天天皇制」であるゆえんである。天皇の「国事」が「権能」というのは、言いすぎというものであろう。しかし、それは、あえて、そうしたのであろう。これは、天皇を元首にしたいという根強い衝動が背後にあるのだろう。憲法96条の改正要件を国会で三分の二以上から過半数にかえることができたなら、天皇の元首化も夢ではないということだろう。自民党の人たちは、どうして、こんなに天皇制を強化したがるのだろう。何か都合がいいことがあるのだろう。日本の文化を大事にしたいという答えが聞こえてきそうだが、そうきれいごとばかりではないだろう。天皇制は、権力者たちの最後のよりどころなのだろう。昔から、日本ではそうだった。それは、麗しい伝統だろうか。わたしには、そうは思えないのである。日本人たちよ、もっと、誇りをもって生きよう、天皇文化などなくても、立派に生きられる。
 現行憲法の第二項がなぜ削除されたのだろうか。わたしには、わからない。勉強してわかったら、また書きたいと思う。
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by reodaisuki1 | 2006-01-03 23:43