は、主に「新憲法草案」についての、私の考えていることをお伝えします。


by reodaisuki1

新憲法草案注解 (摂政)第七条

 案の第七条は、こうである。

(摂政)
第七条 皇室典範の定めるところにより摂政を置く時は、摂政は、天皇の名で、その国事に関する行為を行う。
2 第四条及び前条第四項の規定は、摂政について準用する。

 案の第四条の規定は、「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。」というもの。案の前条第四項の規定とは、「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣がその責任を負う。」というものである。

 
 草案の第七条は、基本的に現行憲法の第五条とかわらない。以下引用する。

第五条 皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。

 上記の前条第一項とは、「第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」である。

 草案と現行憲法を較べて、中身にかわりはない。ただ、場所が違う。草案では、天皇に関することは一まとめにされ、摂政に関することもひとまとめにされた。基本的に、この草案の起草者たちは、天皇に集中したまとめ方を試みている。天皇の元首化ができないなら、せめてできることだけでもやっておこうということだったのだろう。元首化のための露払いということかもしれない。
[PR]
by reodaisuki1 | 2006-01-06 14:58